2013年6月8日土曜日

テントキャンプCapvva内の施設。そして何故、移転が必要なのか。

キャンプ内の施設


給水設備


給水タンク
ACF(Action Against Hunger)という水と衛生設備を提供している国際団体がフィルターを通してきれいな水が手に入るようにするためのシステムを近々据え付ける予定になっておりますが、今は、水が溜められたタンクが運んでこられるだけで、それをそのまま使っています。

JTJはトラックを使って月に1度、水を運んでいます。

利用した水は課金され、無制限に使われることを防ぎ、どうにかして収入を作る努力を促しています。バケツ1杯2グールド(日本円で40円くらい)です。



以前は10分ほど離れたところへ水を汲みに行って、キャンプを往復していたようです。




教会


教会内で撮影。テント造りです。
日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、ハイチで熱心に宗教を信仰する人が多く、街中の落書きやポスター、Tシャツなど、至る所に「I love Jesus」のようなことが書かれています。

キャンプ内の教会では、カトリック、プロテスタントやイスラム教の人を区別することなく、それぞれの宗教の人が自ら信じる神様にお祈りをすることができます。キャンプ内には真面目な人も悪人と呼ばれる人もいますが、そういった人すらも区別することはしません。

ハイチの人にとって教会でお祈りすることは、心の救済のためにもとても重要なことで、学校の次に重要だそうです。


簡易トイレ


定期的に汲み取りをされますが、すぐに溜まってしまうことと、数が少ないために、近くの川で用を足したり、外でする人も多いそうです。そして草で拭きます。















農業用地





キャンプの敷地内に農業用地があり、キャンプで生活している人が食べるための食料を栽培しています。これも無料で食べることができるわけではなく、販売して収入に変える努力をさせており、売った分だけ、働いた対価を受け取ります。農業用地の規模も十分ではないので、キャンプ全体が潤うことはありませんが、自給自足をすることで、支援に依存しない体制を目指しています。








学校


キャンプの子供が無料で通うことができます。授業は午前中だけで、キャンプに住む先生が、政府からお金をもらって授業をしています。

95人くらいが出席していると言われていますが、家族の手伝いをしなければならなかったり、服や靴がないので、学校に来ない子供もいます。確かに裸でうろうろしている子供も多く、大きめのTシャツだけで下半身を隠している子供もたくさんいました。靴は履いていないです。







学校に落ちていたノート



授業では読み書き、計算について教えています。

子供のころに読み書き、計算をする力をしっかり身に着けて、ちゃんと人の話を聞くこと、自分の状況を相手にきちんと説明するためのコミュニケーションの取り方さえしっかり身に着れば、将来、自らの力で多くの困難を乗り越えることができます。貧困から抜け出すための最も重要な要素の1つなのです。







集会所

学校が主に集会所として使われます。
キャンプの住民を取りまとめる代表者たちが、キャンプ内で起きている問題や、今後について話し合っているようです。



何故キャンプから移転しなければならないのか


テントキャンプCapvvaでは現在、350世帯のおよそ2100人が暮らしています。地震直後から徐々に住民の数は減少していきます。地震直後から徐々に住民の数は減少してきています。

よりよい環境を求めて自ら出ていく人、仕事を見つけて出ていった人、マイクロローンプログラムによって事業を再スタートしたことでキャンプを去った家族もいます。


キャンプから移転しなければならないのは、生活環境が悪く、ストレスが多いからだけではありません。

多くのキャンプは地震直後に、行き場所を無くした多くの人を助けるために、海外からの支援により、緊急に作られています。土地の調査などはする余裕もなく、私有地に勝手に作られていたりします。Capvvaもその1つで、土地の所有者が強制退去に踏み切ったときに、住民はいきなりテントにすら住めなくなり、地震直後の状態に再び戻らなくてはならなくなります。ハイチでは強制退去があちこちのテントキャンプで実際に起こっています。





強制退去が現実に起こる前に、許可された土地へ、テントではなく、長く住むことのできる丈夫な家を建て、住民を移転させなければならないのです。







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