2013年7月29日月曜日

地域支援のためのコミュニティーセンターでの食べ物、衣類、家、教育の優先順位

マルコスと



これまでに紹介してきたとおり、Angeles de Medellinのある地域は、緊急の支援が必要な問題が次々に起こります。

食べるものがない。

着る服がない。

家が崩れた。

薬が買えずに死んでしまう。

娘を売っている。

親が逮捕された。

など、緊急事態に陥った家庭が、最後の助け舟を求めて相談に訪れます。



どれだけ支援に充てるお金があるかは、完全に寄付金に依存している状態です。


寄付金は、各国から訪れるボランティアスタッフがプログラムに参加するために支払ったものが直接、食べ物や薬を買ったり、家の屋根を修理するために使われます。


Angeles de Medellinが教育に使うことのできる資源は限られているのです。



コロンビアでは、長期間国内で紛争が続いたことにより、親を失った人や教育を受ける機会に恵まれなかった人達が、現在も貧困に苦しんでいます。


そして、貧しい地域の人はさらに教育を受ける機会に恵まれず、貧困から抜け出すことができないのです。そこで生まれた子供達、さらにその子供達へと、貧困は続いていきます。

十分な教育を受けることのできる環境を政府が作り出すことができるまでは、彼らは永久に貧困から抜け出すことができないのです。



教育の重要さには気づいていても、小規模なコミュニティーセンターで、食料などの緊急の支援を行いながら、教育的な支援を行うための資金を捻出することは難しいのです。


そんな中で、マルコスが数年前から始めた、無料の英語クラスは非常に革新的な進歩であると言えます。

コロンビアの、しかもスラム街にいながら、無料で英語を学ぶことができるのです。しかもネイティブの人から直接学ぶことができるのです。

しかし、さらなる教育の機会が必要です。


寄付された4台のパソコンではタイピングの練習や、ペイントでのお絵かきをすることができますが、十分な職業教育とは言えそうにないです。


また、コミュニティーセンターに来る子供達のほとんどは粘土で遊んだり、サッカーをして遊んでいます。心を育むために重要な機会ではありますが、もっと将来に繋がる教育の機会を増やすことが必要です。


資金がない中で、教育の機会を増やすためには第三者による、別の角度からの支援が必要であろうと考えています。


Angeles de Medellinの資金の使い道として、食べ物や衣類、薬の支援が最も優先順位が高く、そのための資金が必要だというマルコスに対し、教育面での支援をするためのプロジェクトをしたいということを納得してもらうための交渉が最後まで難航しました。


最後の日も、プレゼン資料を持って山奥にあるAngeles de Medellinへ行ってマルコスと話をしてきました。


論点は、何かを寄付するような味気ないものではなくて、魅力的なプロジェクトを作り、それによってAngeles de Medellinが変わっていくようなものにしたいという願いを込めて、前回の案に加えて、いくつかの提案をさせていただきました。

前回の案はこちら
http://travelfortellingpoverty.blogspot.com/2013/07/blog-post_20.html



この山奥へインターネットを整備し、各国から来るボランティアというリソースを生かして、情報の継続的な発信とさらなるボランティアスタッフの確保を狙う








子供達の多くは午後から施設へ来るので、ボランティアスタッフにとって、午前中はほとんどすることがないのです。

マルコスが毎日誰かを指名し、世界へ向けて、情報を発進してもらいます。

発進する内容は

この地域で起きていること。ボランティアスタッフの紹介。施設の子供達の様子。など。

Angles de Medellinでは、様々な国から、それぞれの背景を持ったボランティアスタッフが参加しています。未だに危険なイメージの強いメデジンで、安全に活動をしていることを見せていくことで、参加しやすさをアピールします。

これまで北米、南米、ヨーロッパの国々の他に、インド、パキスタン、韓国などのアジア諸国やアフリカ諸国からもボランティアプログラムへ参加した方々がいらっしゃいます。日本人は私が2人目だそうです。

この「時間」と「人」のリソースを使わない手はないと思います。


これまでマルコスが忙しい中でできなかったことを、ボランティアスタッフの手が空いている午前中の時間を使って、やってもらいます。



各国からのボランティアプログラムへの参加者が増えれば、次のメリットがあると言えます。

1、優先順位の高い食料、衣類、薬、家の修理などの支援に使うことのできるお金が増えます。

ボランティアスタッフはプログラム参加費30000ペソを支払います。これが直接支援へと使われています。プログラム参加者が増えれば、支援に使うことのできるお金も増えるのです。


2、英語クラスの質が上がります。

ボランティアスタッフが増え、生徒1人に対して1人のボランティアを付けたマンツーマンでの英語教育が可能になれば、コロンビアの国内の、しかもスラム街にいながら、海外の英語学校へ通う以上の英語教育を行うことができるようになります。しかも無料です。

また、XOタブレットを辞書として使うことができれば、分からない単語の意味などをすぐに調べることができます。

1年以上英語クラスに通っている生徒と、通い始めたばかりの生徒では英語力に差があり、どうしても授業がスムースに進まないことがあります。XOタブレットを使えば、数秒で分からない単語の意味などを調べることができるのです。

また、インターネットとXOタブレットを使って、リスニングの授業や映像教材を使った授業もできるようになります。


XOタブレットとインターネット整備をし、ボランティアスタッフというリソースをうまく使って教育とマーケティングの両方に革新的な変化を起こすというプロジェクト案になっております。

富裕層人口(1億円以上の資産を持つ人の数)がアメリカに続いて世界2位の市場を持つ日本のメディアへ出ていくことで、新しい市場で新たな資金提供者との繋がりを持つことができる可能性が開けてくるかもしれません。

海外NPOと日本市場を繋ぐ。
日本市場からの支援の流れを作り、世界の貧困削減を前進させる。

私が目指しているのは正にそれなのです。

最後の最後まで粘り強くプロジェクトの魅力を訴え、なんとか納得していただくことができました。


これからファンディングサイトへプロジェクト案を投稿していくこととなります。


取り扱ってもらえるように祈ります。








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2013年7月22日月曜日

コロンビアのストリートチルドレン②


望まれない子供達、壊れた家、父親のいない家庭、その日暮らし、虐待、教育をうけてない、字が読めない、空腹、絶望、スラム居住、ゴミ拾い、過密、ホームレス、失業、売春、汚れ、道徳的墜落、強制退去、犠牲者、泥棒、暴力、遺物。。。


これらは、貧しい家庭の子供達や家族のことを表現するときに使われるいくつかの言葉です。








「The People's Advocate」の統計です。(1998年)

-Unicef 2006 and ICBF2006


人口


コロンビアでは、18歳以下の子供は16,233,000人います。これは全人口の41.5%です。このうち、38.9%にあたる6,500,000人が貧困と言われるレベル以下の水準の生活をしています。


17.5%にあたる1,137,500人の子供達は絶対的貧困と言われるレベルの生活をしています。




虐待される子供達

およそ7,859,673人の子供たちが虐待を受けたことがあると言っています。

850,000人は深刻な虐待にあっており、そのほとんどは5歳から14歳です。




働く子供達

12歳から17歳の1,700,000人の子供と6歳から11歳の80,000人の子供が働いています。80%が非公式なセクターで働いています。

12歳から13歳の働く子供の50%近くが収入を得ていません。

14歳から17歳の働く子供の50%は、最低賃金の半分しか得ていません。





早期の妊娠

1998年、19歳以下の20%以上が妊娠したり母親になっています。これらの母親は十分な教育を受けていません。わずか30%しか初等教育を終えていません。

流産は母親の死亡原因のうち3番目に高く、2番目に高い原因は入院によるものです。





死亡

1日に12人の子供が死んでいます。5人は殺され、3人は交通事故、1人が自殺し、3人は全く別の事故によるものです。


身体的虐待

1年間で9,500件の身体的虐待があり、9,300件の性的虐待が起きていると言われています。




犯罪

30,000人近くの若者が犯罪を犯し逮捕されています。





誘拐

2日に1人の子供が誘拐されています。



教育

100人のうち30人の幼児期の子供が学校へ出席し、小学校へ入学した生徒100人のうち、60人しか初等教育を終えることができていません。

2,500,000人以上の子供は、危険な環境で働いており、ほとんどが学校へ行っていません。

小学校中学年程度の教育を受けた35%しか、読み書きができません。

12歳から17歳の子供達の47%しか高等学校へ出席していません。その84%が都市部で生活をしています。

わずか30%しか高校一年生程度の教育を終えていません。





武力紛争に巻き込まれる子供達



調査に応じてくれた子供の18%が少なくとも1人は殺したことがある。


60%が誰かが殺されるのを見たことがある。



78%切り刻まれた体やその一部を見たことがある。



25%が誰かが誘拐されるのを見たことがある。



13%が誘拐されたことがある。



18%が誰かが拷問されているのを目撃したことがある。



40%が少なくとも1回は誰かに向けて銃を打ったことがある。



28%が怪我を負わされたことがある。



性的虐待

性的虐待は精神的なものや社会的背景により公言することが避けられているため、その全てが知られているわけではない。

最も性的虐待の危険にさらされるのは5歳から15歳の子供である。

70%から80%の性的虐待は、信用していた人や愛していた家族など、知っている人による犯行である。

1986年から1998年の間に、性的な搾取の被害にあう少年少女の数が、600%増加している。

一般的に、これらの子供達は家庭内暴力、育児放棄、性的虐待、教育システムからの排除による被害者であることが多い。



暴力による排除

過去10年間、国内での武力衝突により、700,000人の子供達が居場所を失っている。




Source : The Challenge (Formando Vidas)



データが古いですが、今のコロンビアの大人たちはこのような環境で育っています。

メデジンカルテルの解体後、状況は劇的に改善されていますが、今でもスラム街があちこちに点在し、武力衝突が長期間続いたことにより、教育から排除されてきた子供、父親がいなかったり、複雑な家庭で育ってきた子供達の多くが、現在のコロンビアの貧困層を形成しています。












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2013年7月20日土曜日

コロンビアの山奥に残したいモノ(プロジェクト提案)

今日、自分が残したいモノとプロジェクトについて、Angeles de Medellinの管理人マルコスにプレゼンテーションを見てもらいました。


その内容について紹介します。


One Laptop Per Child (子供1人あたり1つのノートパソコン) というNPOがあります。




世界中の貧しい子供達にノートパソコンを与えることで教育的支援を行っており、2011年の時点で、世界各国の貧困層の子供達へ、240万台のノートパソコンを支援した実績があります。



OLPCは、3日ほど前に、子供の教育を目的としたタブレットをリリースしました。

こちらの動画をご覧ください。













現在、アメリカのウォールマートで取り扱われており、1台あたりの値段は150ドル(15,000円ほど)です。


問い合わせてみたところ、コロンビアからウォールマート経由での購入はできないそうで、OLPCから直接購入するようになるそうです。



子供達が自分の夢を創造したり、そのために必要な勉強をすることのできる本当に画期的ですばらしいタブレットなんです。



どんな職業についてのコンテンツが入っているかというと、

-アーティスト
-DJ
-ミュージシャン
-作家
-数学者
-エンジニア
-宇宙飛行士
-科学者
-植物学者
-アスリート
-プログラマー
-フォトグラファー

これはあらかじめインストールされているもので、他のコンテンツをダウンロードすることもできます。




それぞれの職業ごとに、初心者用、中級者用、上級者用のコンテンツがあり、子供が自分のペースで好きな分野の知識を段階的に養っていくことができます。




さらにその他の教育用アプリケーションを使ったり




本を読むこともできます。



コンテンツは、教育分野に精通した企業や団体と協働で作られており、優れた内容やカリキュラム構造を持っています。


外側と内側のカメラで写真を撮ることもできます。



インターネットがなくても、100個のアプリケーション、100冊の本、複数のビデオやいくつかの教育ゲームが最初からインストールされてます。

その全てが、英語とスペイン語に対応してます。(コロンビアの公用語はスペイン語)



保護者が子供に使わせたくない、ゲームやチャットの機能をロックすることもできます。



私が何をしたいのかと言うと

「Angeles de Medellinに30台のタブレットを寄付するためのプロジェクトを立上げ、そのための資金調達をしたい」

のです。


どうやって資金調達をするのか。

「クラウドファンディング」を使います。

ここに書いたキックスターターや、インディーゴーゴーは有名なクラウドファンディングのプラットフォームです。

クラウドファンディングとは、プロジェクトをインターネット上で紹介して、そのプロジェクトを応援したい人から少額ずつの出資をしてもらい、プロジェクトを実行するために必要な資金を集める方法です。







プロジェクト実行者は、資金提供者に対して、「お返し」のギフトを送ったりするのが一般的なモデルです。




日本にもクラウドファンディングのプラットフォームが10社以上あります。

タブレットを30台寄付するプロジェクトを日本のクラウドファンディングのプラットフォームに出して資金提供を呼びかけようと考えています。



これは日本で1番大きいクラウドファンディングのプラットフォームのReady Forに掲載されているプロジェクトの1つです。

日本人の女性が、ガーナの子供達120人に勉強道具を寄付し、農業のトレーニングを行うために必要な資金の提供を呼び掛けています。

200万円ほど必要なところ、現在までに98人から合わせて130万円が支援されています。残り日数が33日で、残りの70万円を集めようとしているところです。

ページ上では、プロジェクトの詳細や背景、資金の使い道、支援金額に対してのお礼の品物について詳しく説明されています。

ちなみにハイチのNPOを通じて知り合った現地の友人が、クレオール語とハイチの現状を伝えるためのウェブサイトの運営を行うことを支援するための私のプロジェクトがReady Forで8月1日から掲載されることになっています。

電力供給が不安定な中で、パソコンを使用するためのソーラー電源。交通環境が最悪な中で、柔軟な移動をするためのモーターサイクル。などを購入するための資金の提供を呼びかけることになっています。現在は担当者と掲載内容の調整をしているところです。

Angeles de Medellinと一緒に、コロンビアでもプロジェクトを立上げたいと思ってます。

このようなページを作るために必要な情報やコンテンツについて、これから準備していくことになります。



日本のクラウドファンディングの多くは「ALL or Nothing」といって、目標金額に少しでも足りなかったときは1ドルももらうことができません。

その代わり、目標金額を超えたときは、超えた分も全て受け取ることができます。


ちなみに、必要な金額を超えた分はAngeles de Medellinに現金を寄付するか、子供達の靴や服を買うためのお金に使いたいと思ってます。

私はこのプロジェクトで1ドルもお金はもらおうと思ってません。

なぜこれをやるのかというと、前に話した通り、現在1ヵ月に1か国、1団体を訪ね、毎月1つのプロジェクトを立ち上げて実績を残していきたいんです。

そして将来は自分がやってきたことを見せることでスポンサーを獲得し、活動を続けていける体制を作りたいと思っていて、自分の活動を知ってもらうために、クラウドファンディングなどのメディアに出ていきたいんです。

だからこのプロジェクトをやることでお金をもらおうと思ってないんです。



そして、クラウドファンディングをやるために、支援者に対してのお返しの品物をマルコスと一緒に考えていきたいです。


こんなお返しがおもしろいんじゃないかと思ってます。


-今は秘密にしておきます。


ここからは、どのように30台のタブレットを管理するかについての提案です。

Angeles de Medellinが施設内で管理するのが理想だと思っています。

ですが、子供達が家に帰っても勉強することができるように、タブレットの貸し出しをやって欲しいです。

貸出しをすると、盗まれたり、家族が食べ物を買うために売ってしまう可能性がとても高いです。



このリスクを減らす方法をいくつか提案させてください。

電気とインターネットがポイントです。



タブレットを個別に管理するために、番号と名前をそれぞれのタブレットに入れます。



貸し出し用のリストを作って、どのタブレットを誰がいつ借りて、いつ返したのかを管理しましょう。



これから問い合わせてみますが、画像を見たところ充電用のケーブルは特殊な形状だと思われます。

このケーブルは絶対に貸出さずに、必ず施設内で充電させるようにします。

施設以外では充電ができないので、売られてしまうリスクは減ります。充電できなくて使えないものを買う人はいないと思います。



タブレットごとにパスワードを設定して、マルコスとボランティアスタッフ以外は、パスワードを解除できないようにしましょう。


インターネットがなくても、最初からインストールされている機能だけでも充実していますが、いくつかのアプリケーションは、インターネット環境がないと機能しないものと思われます。

インストールされているものの中には、YOUTUBE、TED、GOOGLE、WIKIPEDIA、GOOGLEアースなど教育的な価値の高いものも多く、これらのアプリケーションへアクセスできないのはもったいないです。


魅力的なアプリケーションや本をインストールしてカスタマイズすることだってできます。


子供達が撮った写真なんかをウェブ上に乗っけて情報発信することはマーケティング戦略の要素も含みます。

さらに、インターネットを施設内に整備することで、ネットへ接続するために施設内でタブレットを使う優位性が生れます。これもタブレットの盗難防止の役に立ちます。



30台のタブレットの購入、タブレットのカスタマイズ、輸送に掛かるコストや税金、クラウドファンディングでのお返しに掛かる費用などをこれから見積もりますが、おそらく8,000ドル~9,000ドルの資金調達が必要になるのではないかと思われます。

盗難防止のための保管箱、インターネット整備と数か月分の支払いのコストを必要であれば見積に含むつもりでいるがこれはマルコスの判断に任せたいと思っています。



今後の予定は、ここに滞在する7月26日までに、マルコスのインタビューなどを含んだ、施設を紹介するための動画を作るためのそれぞれのシーンの撮影などを行います。同時にOLPCと引き続き連絡を取り合い、その他に必要な金額も計算して、月末までに詳細な予算の見積を行います。

その後はクラウドファンディングのプラットフォームへプロジェクトの掲載依頼をし、1ヵ月ほどかけて掲載する内容を充実させていきます。

9月ごろから2ヵ月間で資金提供を呼びかけます。

おそらく、資金が集まっても実際に支払われるまでに2,3か月かかると思うので、タブレットの購入は2014年の2月ごろになると予想しています。

何度も言いますが、「All or Nothing」なので、資金が集まらなかったときは、残念ですがタブレットを購入することはできません。



この地域の学校は、一般的な公立の学校と比べて教育レベルが低いのは知っています。

また、Angeles de Medellinは、地域で困っている人のために、食べ物、衣類、生活環境の改善のための支援を行いながら、教育に力を入れようとしていますよね。

活動を本当に魅力的だと思ったからこそ、自分にできることでここに何かを残したいです。



私は教育の機会に恵まれない子供達に対して、一般の教育レベルに追い付くために足りない部分を補っていく教育よりも、全く違う分野で新しい価値を持った子供を育てていくことで、彼らは他の子供達にはない、独自の才能と価値を創り出していく可能性を持つことができると考えてます。


この地域にイノベーションを起こしたいです。



---という内容で、マルコスに話を聞いてもらいました。




今日の時点でマルコスに伺いたかったのは1点。

このプロジェクトをやることに同意してくれるかどうか。



マルコスの答えは「イエス」





田中優樹のプロジェクト第2弾「ギャングの住むコロンビアの山奥に何かを残せ!!」

-プロジェクト計画と提案

-関係者の同意



何かを残すための計画は前進しております!







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2013年7月18日木曜日

貧困層への教育について考えてみる in Colombia






大学で学生に日本語を教えるのと、貧困層の子供に日本語を教えるのは全然違うと思うんすね。





日本は世界の中でも経済規模は大きく、世界各国と様々な取引があります。

大学で日本語を勉強すれば、その能力を生かして職業選択の幅は広がります。

また、日本について学び、日本を好きになった学生は、将来日本に旅行へ行ったり、日本の商品を好んで買う可能性があります。

これは日本経済にとっても良いことだと思います。



貧困層の子供が日本語を覚えたところで、飯は食えません。


日本へ留学させたり、日本企業や、日本企業と取引のある企業へ雇用させるまで面倒を見ることができれば話は違いますが、言語習得は簡単なものではなく、あいさつと自己紹介ができたくらいでは全く意味がないと思ってます。


日本語を技能として生かすほどの能力を身に着けさせるためのカリキュラム構成や先生の指導を行い、その後の進路まで明確に管理できないなら、貧困層への日本語教育はしないほうがいいです。


可能性のある子供達の貴重な勉強の時間を何の役にも立たない日本語の教育に使うのは本当にかわいそうです。


英語教育だったら役に立つのかと言えば、これも違います。

同じように、しっかりしたカリキュラム設計と能力を生かした就職先の斡旋ができなければ、ほとんど無駄な時間になってしまいます。

ただし、英語の場合は英語圏への亡命や、情報収集の幅を広げる可能性が、日本語に比べると少しだけあります。


言語教育は、その言語を話す人にとっては、関わりやすく、スタートしやすい支援の仕方ですが、結果を追及していくためには多くの労力を必要とします。


直接収入の機会を作ることのできる実践的な大工仕事や、農業などの技能教育が、貧困層へは有益な教育になると思っています。





Angles de Medellinは英語教育を行っています。


熱心に毎回授業へ参加している生徒は、下手ですが英語を扱うことができます。

ただ、職業能力として考えると、物足りないのは事実です。


コロンビアの大学でしっかり英語を身に着けた人には当然かないません。


Angeles Medellinの英語クラス



Angeles de Medellinの英語クラスには、1つ別の目的があります。


それは、ボランティアスタッフを各国から参加させることです。


「英語を教える」という目的を持った人が、30,000ペソ(1600円くらい)を支払ってボランティアプログラムに参加します。



このお金で、貧困層の家庭に、食料、衣類などを支援しています。



Angeles de Medellinのような小さなコミュニティーセンターでは、できることに限りがあります。



直接的な収入の機会を追及するのはとても難しいのです。


大工や農業の教育はスタートするために多くのお金が必要で、費用が掛からない言語教育ということになるのですが、

Angeles de Medellinが力を入れているのは、それだけではありません。

そして、それは貧困層の子供たちに最も必要な教育かもしれません。



それは『教養』を身に着けさせることです。




Angeles de Medellinは学校ではありません。コミュニティーセンターです。



ここへ通う子供たちのほとんどは複雑な家庭の中にいます。


メデジンでは、メデジンカルテルや、FARCなどによる内紛で親を殺された子供や家族が本当にたくさんいるのです。


また、若い世代は麻薬組織メデジンカルテルが行ったことや、コロンビアにもたらした脅威について学校で学んでいるので、パブロエスコバルを『悪』と認識していますが、

麻薬取引で作った巨額の資金を貧しい人達に渡して、人殺しをさせていたパブロエスコバルを『英雄』のように思っている人が、彼らの親の世代の中にいます。貧しい家庭にその傾向が強いようです。


このような環境の中にいる子供達が自然に教養を身に着けるのは難しいのです。

教養を身に着けさせることで、さらに次の世代が同じ過ちを繰り返さないようになります。


Angeles de Medellinでは、子供達が元気に楽しく遊び、人とふれあいながら、教養を身に着ける機会を提供しているのです。


ちなみにAngles de Medellinの子供達は、トイレに行ったら手を洗います。

あいさつは勿論、何かをしてもらったときに、「ありがとう(Gracious)」を必ず言います。


マルコスの指導と、人との触れ合いの中で、自らの豊かな未来を作るための基礎となる『教養』を身に着けているのです。















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2013年7月16日火曜日

山奥のスラムへ出動(初日)、ココはこの世の底か。

今日はメデジンの山奥のスラムにある「Angeles de Medellin」に初出勤しました。

Angeles de Medellinの活動はこちら。
http://travelfortellingpoverty.blogspot.com/2013/07/angeles-de-medellin.html



メトロで45分くらい。ACEVEDO駅からケーブルカーで山を登り、そこからバスに乗って、スラム街をどんどん奥へ進んでいきます。

駅から離れるにつれて家のクオリティーが下がります。

ほとんどの家が急激な斜面に無理やり建てられています。

地盤も不安定なので、大雨が降ると崩れる家や、天井が腐って屋根が崩れ落ちてる家などがあります。



Angeles de Medellinの管理人マルコスは本当にいい人で、バスに乗ってるいろんな人とすぐ仲良くなり、道を歩いてる人みんなに声を掛けています。

バスの運転手も警察の人もみんなマルコスを知っています。


Angeles de Medellinの横には警察の駐在所。


施設へ行くと、まずは机と椅子を並べるところから1日の仕事が始まります。今日からしばらくここへ出入りします。

Angeles de Medellin コミュニティーセンター



ほとんどの子供達は近くの学校へ通っています。

このエリアの学校は午前中もしくは午後だけなので、学校が終わった後の時間に最も多くの子供達が施設を訪ねてきます。

ちなみに地域の学校では、教師の質も悪く、教育レベルが低いようです。

施設へは、子供達の他に、生活に困ったり、悩みを抱えた家族がマルコスを訪ねてきます。





マルコスからいろいろとエリアの事情について聞くことができたので紹介します。


誰も信じるな!

外国人は誘拐や強盗のターゲットになりやすいです。
危険なエリアへは絶対に行かないこと。

特に2人乗りのバイクには気をつけろ。行動を把握した後に、日中に誘拐を仕掛けてくるそうです。



目と鼻の先にギャングの本部

メデジンカルテルやFARCの元兵士、地域の無法者などで構成されるギャング。コロンビア革命軍や民族解放軍は巨大な軍事テロ組織であるが、準軍事組織として現在メデジンで勢力を誇っている代表的な3つのギャング組織がある。

Oficina de Envigado 
Los Rostrojos
Los Urbanos


このうち、Oficina de Envigadoの本部がAngels de Medellinから5分くらいのところにあります。


メデジンでは、8年前にマルコスが来てから現在までに15,000件の殺人事件が起きています。

本当にヤバいそうです。


マルコスも2006年に、ギャング関係者から、「Angeles de Medellinに来るな、来たら殺す。」と脅迫されていたそうです。

脅迫した男は現在、刑務所で服役中。


また、3年前には近くでOficina de Envigadoがバスを爆破したそうです。


さらに、Angeles de Medellinのボランティアスタッフがタクシーから写真を撮ったところ、10人くらいに車を囲まれて、襲われた事件や、バスからカメラで撮影したところ、バスへ乗り込んできて襲われた事件があったそうです。


カメラの使用は、本当に気をつけろと教えられました。

バスで、ギャングの本部近くを通過するときは、誰も窓の外を見ません。

確かに本気でヤバそうな人達がいました。



ココはこの世の底?


スラムに住む様々な事情を持った家族が、助けを求めてマルコスを訪ねてきます。


●母親が食べ物を買うために、8歳と10歳の娘を売った話。


●家で子供が死んでいた話。


●母親のボーイフレンドに妊娠させられた11歳の女の子の話。


これは本当にこの8年間で、マルコスが経験した、このエリアでの出来事です。





そして今日も、マルコスを訪ねてくる人がいました。

1人目は、4人の子供を持つ母親とその子供達。

家賃が払えず、追い出されそうだということ。食べるものがなく、子供が学校で使うペンやノートも買えないとのこと。

食料と文房具を支援しました。




2人目は、10歳くらいの子供。

4人の子供を残して、母親が失踪したそうです。父親は無職で、食べ物に困っているとのこと。

食料を支援しました。





今日は初日にして、かなり心を痛めました。


この山奥に何かを残したい。

アイディアは少しずつ固まってきているところです。







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Angeles de Medellinの活動

Angeles de Medellin(エンジェルス・デ・メデジン)は、2006年3月にマルコス(マーク・カセマン)氏が作ったプログラムです。


メデジン(コロンビア)の山奥のスラム街にあり、貧しい子供とその家族のためのコミュニティーセンターであり、食べ物、衣類、靴、薬、文房具などを、寄付金で購入し、貧しい家庭と子供達を助けています。

現在の施設は日本の学校の教室くらいの広さです。月に250,000ペソ(13,000円くらい)で借りているそうです。



Angeles de Medellin 


100%寄付金によって運営され、寄付金の全てが、直接貧しい家庭を支援するために使われます。


コミュニティーセンターでは、子供達が勉強をしたり、遊んだりしています。

1日に50人~80人の子供達が来るようです。









12:30~2:00は、マルコスと各国から訪れるボランティアによって「英語」の授業が行われます。

月曜から水曜日はアドバンスクラスで、スペイン語は使用禁止です。
木曜日、金曜日は初心者用のクラスです。


英語の授業(上級者クラス)



テキスト




マルコスはアメリカ出身で、家族や孫もアメリカにいます。2004年までアメリカで事業を経営していましたが、事業を売却し、2005年からコロンビアに住んで、Angeles de Medellinで、ずっとスラム街の子供達と家族への支援活動を行っています。

マルコスはそのエリアで唯一の希望だと言われているそうです。


マルコス氏


地元のメディアに何度も取り上げられていますが、コロンビアの人からこれまでに支援を受けたことはなく、ボランティア活動に参加したコロンビアの人はこれまでに1人もいないそうです。

これは「文化」の違いによるものだそうです。

ボランティアスタッフは海外からやってきます。



これまでに世界各国からボランティア活動に来た人がいるようですが、アメリカから来る人が最も多いようです。平均的には1日に5人くらいがボランティアで訪れるようですが、多い時は1日に20人近くのボランティアが来ます。

南アフリカやモザンビークから来たボランティアの人もいたようです。

日本人のボランティアは私が2人目だそうです。


ボランティアプログラム参加者は初日に30,000ペソ(1500円くらい)を支払います。



このお金が、エリアに住む支援の必要な家族のために直接使われます。


Angeles de Medellinのコミュニティーセンターへは、子供たちだけでなく、生活に困った家族がマルコスを訪ねてきます。

マルコスはボランティアからの寄付金で、彼らの家族のための食料や衣類、医療品などを買います。



クリスマスにはイベントを企画し、世界中から送られてくるプレゼントを配布し、食べ物やホットドックを配ったところ、2007年には200人の子供達が集まり、その数は次第に増え、2012年には、6,000人が来たそうです。






現在マルコスは2013年9月にAngeles de Medellinを正式な組織としてコロンビアに登録する手続きをしているところです。


現在は世界中からのボランティアスタッフにより支えられていますが、正式な組織としてスタートし、必要な人材を雇用することで、より手厚い支援の実現と、安定した運営を目指すそうです。


何よりも、エリアに住む家族に安全と安心を提供したい。そして、彼らを勇気づけ、励まし、自信を持たせるために何よりも「教育」に力を入れていきたいそうです。












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