2013年7月29日月曜日

地域支援のためのコミュニティーセンターでの食べ物、衣類、家、教育の優先順位

マルコスと



これまでに紹介してきたとおり、Angeles de Medellinのある地域は、緊急の支援が必要な問題が次々に起こります。

食べるものがない。

着る服がない。

家が崩れた。

薬が買えずに死んでしまう。

娘を売っている。

親が逮捕された。

など、緊急事態に陥った家庭が、最後の助け舟を求めて相談に訪れます。



どれだけ支援に充てるお金があるかは、完全に寄付金に依存している状態です。


寄付金は、各国から訪れるボランティアスタッフがプログラムに参加するために支払ったものが直接、食べ物や薬を買ったり、家の屋根を修理するために使われます。


Angeles de Medellinが教育に使うことのできる資源は限られているのです。



コロンビアでは、長期間国内で紛争が続いたことにより、親を失った人や教育を受ける機会に恵まれなかった人達が、現在も貧困に苦しんでいます。


そして、貧しい地域の人はさらに教育を受ける機会に恵まれず、貧困から抜け出すことができないのです。そこで生まれた子供達、さらにその子供達へと、貧困は続いていきます。

十分な教育を受けることのできる環境を政府が作り出すことができるまでは、彼らは永久に貧困から抜け出すことができないのです。



教育の重要さには気づいていても、小規模なコミュニティーセンターで、食料などの緊急の支援を行いながら、教育的な支援を行うための資金を捻出することは難しいのです。


そんな中で、マルコスが数年前から始めた、無料の英語クラスは非常に革新的な進歩であると言えます。

コロンビアの、しかもスラム街にいながら、無料で英語を学ぶことができるのです。しかもネイティブの人から直接学ぶことができるのです。

しかし、さらなる教育の機会が必要です。


寄付された4台のパソコンではタイピングの練習や、ペイントでのお絵かきをすることができますが、十分な職業教育とは言えそうにないです。


また、コミュニティーセンターに来る子供達のほとんどは粘土で遊んだり、サッカーをして遊んでいます。心を育むために重要な機会ではありますが、もっと将来に繋がる教育の機会を増やすことが必要です。


資金がない中で、教育の機会を増やすためには第三者による、別の角度からの支援が必要であろうと考えています。


Angeles de Medellinの資金の使い道として、食べ物や衣類、薬の支援が最も優先順位が高く、そのための資金が必要だというマルコスに対し、教育面での支援をするためのプロジェクトをしたいということを納得してもらうための交渉が最後まで難航しました。


最後の日も、プレゼン資料を持って山奥にあるAngeles de Medellinへ行ってマルコスと話をしてきました。


論点は、何かを寄付するような味気ないものではなくて、魅力的なプロジェクトを作り、それによってAngeles de Medellinが変わっていくようなものにしたいという願いを込めて、前回の案に加えて、いくつかの提案をさせていただきました。

前回の案はこちら
http://travelfortellingpoverty.blogspot.com/2013/07/blog-post_20.html



この山奥へインターネットを整備し、各国から来るボランティアというリソースを生かして、情報の継続的な発信とさらなるボランティアスタッフの確保を狙う








子供達の多くは午後から施設へ来るので、ボランティアスタッフにとって、午前中はほとんどすることがないのです。

マルコスが毎日誰かを指名し、世界へ向けて、情報を発進してもらいます。

発進する内容は

この地域で起きていること。ボランティアスタッフの紹介。施設の子供達の様子。など。

Angles de Medellinでは、様々な国から、それぞれの背景を持ったボランティアスタッフが参加しています。未だに危険なイメージの強いメデジンで、安全に活動をしていることを見せていくことで、参加しやすさをアピールします。

これまで北米、南米、ヨーロッパの国々の他に、インド、パキスタン、韓国などのアジア諸国やアフリカ諸国からもボランティアプログラムへ参加した方々がいらっしゃいます。日本人は私が2人目だそうです。

この「時間」と「人」のリソースを使わない手はないと思います。


これまでマルコスが忙しい中でできなかったことを、ボランティアスタッフの手が空いている午前中の時間を使って、やってもらいます。



各国からのボランティアプログラムへの参加者が増えれば、次のメリットがあると言えます。

1、優先順位の高い食料、衣類、薬、家の修理などの支援に使うことのできるお金が増えます。

ボランティアスタッフはプログラム参加費30000ペソを支払います。これが直接支援へと使われています。プログラム参加者が増えれば、支援に使うことのできるお金も増えるのです。


2、英語クラスの質が上がります。

ボランティアスタッフが増え、生徒1人に対して1人のボランティアを付けたマンツーマンでの英語教育が可能になれば、コロンビアの国内の、しかもスラム街にいながら、海外の英語学校へ通う以上の英語教育を行うことができるようになります。しかも無料です。

また、XOタブレットを辞書として使うことができれば、分からない単語の意味などをすぐに調べることができます。

1年以上英語クラスに通っている生徒と、通い始めたばかりの生徒では英語力に差があり、どうしても授業がスムースに進まないことがあります。XOタブレットを使えば、数秒で分からない単語の意味などを調べることができるのです。

また、インターネットとXOタブレットを使って、リスニングの授業や映像教材を使った授業もできるようになります。


XOタブレットとインターネット整備をし、ボランティアスタッフというリソースをうまく使って教育とマーケティングの両方に革新的な変化を起こすというプロジェクト案になっております。

富裕層人口(1億円以上の資産を持つ人の数)がアメリカに続いて世界2位の市場を持つ日本のメディアへ出ていくことで、新しい市場で新たな資金提供者との繋がりを持つことができる可能性が開けてくるかもしれません。

海外NPOと日本市場を繋ぐ。
日本市場からの支援の流れを作り、世界の貧困削減を前進させる。

私が目指しているのは正にそれなのです。

最後の最後まで粘り強くプロジェクトの魅力を訴え、なんとか納得していただくことができました。


これからファンディングサイトへプロジェクト案を投稿していくこととなります。


取り扱ってもらえるように祈ります。








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