2013年8月16日金曜日

模型製作用の材料集め(5日目の活動)と治安、格差についての気づき

模型製作の材料集め


子供達に手伝ってもらって、コミュニティー内で模型の材料として使えそうなものを集めて回りました。


段ボール、ペットボトル、木材など。

ゴミを拾ったり、お店を訪ねて、使わないものを譲ってもらいました。





模型製作


土曜日にマーケットを開催しますが、その際に、何をどのように作るのかを話し合う機会を作ります。


複数の模型を使って、製作するモノを話し合います。







最近の気づきを少し紹介します。

ファベーラ(BOREL)の人達はとてもフレンドリーで、いつも声をかけてくれるし、挨拶に笑顔で答えてくれる人がほとんどです。

また、写真を撮ってくれって向こうから言ってきます。






コロンビアのスラム街では、カメラは出せませんでした。

コロンビアでは、カメラで撮影したために、襲われたという話をよく聞きます。

金銭に変えるためにカメラを奪うというよりも、データを消去させられる話をよく聞きました。




仮設ですが、


コロンビアのスラムの治安はめちゃくちゃ悪いです。

「困窮」「赤貧」のレベルに置かれた人も多いうえに、警察の力が及ばず犯罪者が身を隠すために最適な場所になっています。


ギャングの構成員として国家警察からマークされているという自覚があれば、カメラで撮影されることも、自分がそこにいることすら明らかにされたくないはずです。


一方、ブラジルのファベーラも同じような状況にあり、治安を改善するために警察の支配力を及ばせるための戦いが、数年前からあちこちのファベーラで起こっています。

結果、警察の支配が及ぶようになった地域は次第に治安が回復していっていると言われています。

私が活動中のBORELは既に警察の力が及ぶようになり、犯罪組織やギャングは追放されています。


リオデジャネイロ警察の腐敗については、前にも書きましたが、
http://travelfortellingpoverty.blogspot.com.br/2013/08/blog-post.html


実際にBORELのファベーラ内で仕事をしている警察は、若い人が多いです。また、エリアの広さに対しても、警察の数が多いことに気づきます。

そして心なしか、ダラダラ仕事をしている印象をうけます。

ですが、地域の巡回と、集団でそこに居座っているだけでも治安維持の効果はあります。





BORELの中には、本当に貧しい暮らしをしている人がいることは否定しませんが、住民の明るさ、治安の良さから、

「貧しい」ではなく、「裕福ではない」が適切な表現なのかもしれません。



家がボロいだけ。


なのかというと、そうでもありません。


やはり、「医療」「教育」に手が届かないのは、コロンビアのスラムと同じようです。



特に、教育面においては、ファベーラの子供達に限らず、ブラジルに巨大な格差を生み出している最大の原因とも言えます。


コロンビアでは、ウリベ前大統領が精力的に学校の数を増やす努力をしてきました。

おかげで、授業の質は低いけれど学校(中学校まで)へ行くことはそれほどハードルが高いものではなくなりました。


以前活動させてもらったメデジンのスラム街の子供も昼までは学校へ行っている子供が多かったです。



しかし、ブラジルのファベーラ(BOREL)では、昼間から地域に子供達が溢れています。

サッカーをしたり、凧揚げをして遊んでいます。


一方、ブラジルの富裕層の暮らしは、本当に驚くほど豊かです。

プール付きの豪邸に住み、車を何台も所有しているような見た目の豊かさだけでなく、家族を愛し、勉強熱心でありながら、洗練された高い倫理観を持っています。



ブラジルが社会問題に立ち向かうために教育に力を入れたのは随分前の話です。

ブラジルと聞いてオープンな性文化をイメージする人もいるかと思いますが、


不特定多数とのセックスで無計画に、絆の薄い大家族が増え、それが貧困のサイクルを生み出していることに気付いたブラジル政府は、性教育、倫理教育に力を入れてきました。


その結果、今のブラジルの若者の中には、世界的に見ても卓越したレベルの道徳心と振る舞いを身に着けた人が多くいます。


ですが、残念なことに、最もそのような教育が必要である貧困層に、教育が行き届いていないのです。


豊かな人がより豊かになりましたが、貧しかった人の暮らしはあまり改善されていないようです。




リオデジャネイロは、「二極化」をリアルに感じさせます。

ファベーラで育ったか、高級住宅地で育ったか、

2種類の人間がいるようでもあります。


実際に、ブラジルには巨大な貧富の差があります。


貧富の差を表すジニ指数というものがあります。

年度の違いがありますが、このデータだとブラジルは世界11位の格差があることになっています。
http://www.infoplease.com/world/statistics/inequality-income-expenditure.html

アフリカと南米で上位を独占しているようです。

都市で比較するとリオデジャネイロはワースト3には入るんではないでしょうか。


ちなみに、このジニ指数によると、日本はデンマークの次に貧富の差がないことになっています。

凧揚げをする少年

高級住宅街








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