2013年9月14日土曜日

ヨハネスブルグという都市(本当に世界最悪の犯罪都市なのか)

ファイル:JohannesburgMontage1.jpg



ヨハネスブルグの基本情報をまとめました。


いつも通り、相手を知ることからスタートします。



ヨハネスブルグ


【国】 南アフリカ共和国

【州】 ハウテン州

ヨハネスブルグ市(ハウテン州州都)


【都市人口】 4,434,827人(2011

周辺の地域を含んだヨハネスブルグ都市圏の人口は7,151,447人。

Ekurhuleni, West Rand, Soweto, Lenasiaの地域 を含んだ大規模都市圏の人口は10,267,700


南アフリカ最大の都市であり、アフリカでは4番目に人口が多い都市。


【人種構成】 (2011
ブラックアフリカン 64.2
カラード 13.9
インディアン/アジア系 6.7
白人 13.9
その他 1.3


【第一言語】
英語 31.1
ズールー語 19.6
アフリカーンス語 12.1
コサ語 5.1
その他 31.9



金やダイヤモンドなどの資源が豊富である。

世界都市ランキング52位(アフリカでは2位)

エイズによる死亡率が高い

1948年から1994年まで、アパルトヘイト政策が施行された。



アパルトヘイト・・・白人と非白人の諸関係を規定する人種隔離政策のことで、居住区、就業、賃金、選挙権、罰則、教育において白人と黒人を隔離しただけでなく、レストランやトイレ、バス停の使用も制限され、違反した黒人は厳しく罰せられた。


治安について

アパルトヘイト廃止後、旧白人居住区へ仕事や整備されたインフラを求めて、不法入国者を含む多くの黒人が移動するが、仕事を得ることができず、犯罪に走った。

仕事のない貧困者によって、ギャングなどの犯罪組織が構成され、高層ビルが立ち並ぶ商業地区(旧白人居住区)の治安が著しく悪化したため、事業主などは他のエリアへ移った。これによってさらに雇用機会が失われ、さらに治安が悪化する悪循環に陥った。

銃が簡単に手に入り、ギャングの抗争や強盗事件が、すぐに殺人事件に繋がりやすい。

現在では、市内に多くの監視カメラが設置されるなどの対策により、犯罪件数は減少傾向にある。

2010年のワールドカップ期間中に、渡航者が犯罪によって死亡、負傷していない。

日本人が殺害された例はない。







“ヨハネスブルグは、世界で最も治安の悪い犯罪都市の一つとされ、最新の20119月発表の犯罪統計によると、殺人事件が15,940件(1日当たり43.6件)、殺人未遂事件が15,493件(1日当たり42.4件)、武装強盗事件が101,463件(1日当たり277.9件)、強盗事件54,883件が(1日当たり150.3件)、強姦を含む性犯罪事件が66,196件(1日当たり181.3件)発生している[12]。”


Wikipediaに書いてありましたが、これは嘘です。

[12] 外務省海外安全ホームページからの出典のようですが、南アフリカ警察の統計を見ると、Wikipediaに載せてある数字は、殺人事件、殺人未遂事件、武装強盗事件、強盗事件、強姦を含む性犯罪事件の件数は南アフリカ全土のものです。


殺人事件、殺人未遂事件の件数の推移データをまとめたものを載せておきます。


殺人事件発生件数

殺人未遂事件発生件数




ヨハネスブルグのあるGauteng(ハウテン州)の統計を見ることができますが、Wikipediaに載っているのは南アフリカ全土のデータであることが分かっていただけるかと思います。


そして国全体でも、ハウテン州でも減少傾向にあることが分かります。
さらに最近の統計では、ヨハネスブルグのあるハウテン州よりも、ダーバンのあるKwazulu-Natal州の方が件数では上回っています。

依然として高い数字を示していることは確かで、注意が必要ですが、社会的に一定の認知度と多くの利用者を持つWikipediaに誤った情報が掲載されていることは問題だと思います。

情報の出所が外務省海外安全ホームページだとされていることも大変恐ろしいことです。

1つの都市について書かれたネガティブな間違いがどのようにして起こったのかは分かりませんが、この誤った数字と世界最悪の犯罪都市などという表現が既に広く浸透しています。


情報は人々の行動へ影響を与えます。

ヨハネスブルグでは、サイ、ゾウ、チーター、ワニ、ライオンなどを見ることのできるようなサファリパークがいくつもあり、歴史的にも大変価値のある博物館や美術館もあります。金の採掘ツアーや、スポーツ観戦、世界遺産を楽しむこともでき、驚くほど多くの観光資源があるのです。


経済の発展は貧困削減を助けます。



何が言いたいかと申しますと、

間違った情報が蔓延し、ヨハネスブルグで観光を楽しむことを断念する人がいたときに、経済に悪影響は与えないまでも、成長を妨げる要因になり得るということです。

それは貧困削減を妨げるということでもあります。


貧困問題との戦い方はいろいろとあります。

ヨハネスブルグについて書かれたWikipediaの文言を改正するように働きかけようと思います。









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