2013年11月29日金曜日

2013年度失敗国家ランキング、ジンバブエは少し改善するも8年連続ワースト10入り



アメリカの非政府組織「Fund For Peace」と外交専門誌「Foreign Policy」が毎年発表している失敗国家ランキングという格付けがあります。

以前2012年度までのハイチのランキングの推移を紹介しました。


今回はジンバブエの失敗国家ランキングの推移を紹介します。


2005年 15位
2006年 5位
2007年 4位
2008年 3位
2009年 2位
2010年 4位
2011年 6位
2012年 5位
2013年 10位



と推移しております。
政権交代は実現しませんでしたが、他の国がスコアを上げたことと、目立った失策がなかったことで少しスコアが改善したジンバブエは10位となりました。


2013年度ワースト10
1位 ソマリア
2位 コンゴ
3位 スーダン
4位 南スーダン
5位 チャド
6位 イエメン
7位 アフガニスタン
8位 ハイチ
9位 中央アフリカ
10位 ジンバブエ 


上位の顔ぶれは変わらず、ソマリアは6年連続ワースト1位となっております。





失敗国家

国家機能を喪失し、内戦や政治の腐敗などによって国民に適切な行政サービスを提供できない国家のことである。
失敗国家の定義については統一されたものは無いが、アメリカのシンクタンクの一つであ平和基金会以下の通り定義している。

• 領土支配の喪失、あるいは公権力の独占の喪失
• 正統な合議制意思決定機関の腐敗
• 公益事業の提供不能
• 国際社会の一員としての外交活動の不能

指標
●人口圧力の増大
●難民および国内避難民の大量移動
●集団としての不平不満が残っており、復讐への動機が残っていること
●慢性的及び継続的な現実逃避の状況
●経済発展の不均衡
●経済状況の悪化
●国家の犯罪化あるいは非合法化
●公共サービスの悪化
●大規模人権侵害の状況が存在していること
●国家の状態を反映する治安維持組織の状況
●利己的エリート層の増加
●他の国家または外部の主体の介入があるかどうか


上記12の指標をそれぞれ点数で評価し、合計したポイントの合計が高いほど、失敗国家ランキングが高くなる。


resource : The Fund For Peace (The Failed States Index)







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2013年11月28日木曜日

電気が使えないことの絶対的不便さと相対的不便さ、エネルギー政策についての考察 in ジンバブエ




ジンバブエの首都ハラレ郊外に住んでいましたが、3日間電力が供給されず、このテーマについていろいろと考えを膨らませたので書いてみます。



電力が使えないと、何が困るかという当たり前のことを考えてみます。

家庭内では、
・テレビを見ることができない
・音楽を聴くことができない
・勉強することができない
・冷蔵庫が止まって中の食料が腐る
・洗濯機が回せない

街では、
・パソコンを使って仕事をすることができない
・スーパーなどの食品が腐る
・レジで機械を使っての会計ができない
・病院の設備が動かない
・工場が稼働しない
・固定式電話が使えない
・エレベーターが使えない
・暗い教室での授業



夜になれば外は真っ暗なので、転んで怪我をしたり、犯罪が発生するリスクも高くなります。


コンロを使っている間に停電になり、そのまま家を出てしまった後に電力が戻れば、火事になることもあります。



困ることばかりです。


安全衛生面と産業分野においては、電力供給の不安定さは間違いなくマイナスの側面が目に見えて現れます。これは先進国でも途上国でも同様です。

一方、ジンバブエの一般家庭では、実は最初からそれほど電力に依存していないので、想像するほど生活が極端に不便になるわけではありませんでした。

一般的な日本人の感覚からすると、ジンバブエでの生活そのものが不便であることは言うまでもありませんが、電力供給が不安定な生活に慣れた彼らにとって、電気が供給されたりされなかったりすることのギャップにおいて、生活に大きな支障が現れにくいのです。



僕が住ませていただいていた部屋では、電力を必要とするものはほとんどありませんでした。

温めるところが2つあるうちの1つが故障した電気コンロと、豆電球1つ。

コンセントの穴もあり、携帯電話やパソコンを充電するために使うことができます。


一日のうち数時間の停電はよくあります。

冷蔵庫もなく、食べ物が腐る心配をする必要はありません。



これが3時間4時間となってくると別です。


パソコンの充電が切れます。
お腹がすいてもコンロを使って料理を作ることができません。



しかしこれでも現地の人は、自分で火をおこし、ご飯を作って食べています。


電力に最初から依存していないのがよく分かります。


この電力供給の不安定さは経験したことのない人にとってはすごく厄介で、もう少し待ったら使えるかもしれないと、ずるずると待ってしまいそうですが、ジンバブエの人の気持ちの切り替えはとても早く、電気が届くのを待つことはしません。


すぐに火をおこし始めていました。




首都ハラレの中心部から少し離れたこの地域では、電力供給が3日止まることが頻繁に起こるわけでもなく、珍しいことでもない。

だからどうしても、もう数時間すれば使えるだろうと思ってしまいがちです。

まさにそう思ってしまったために3日間パソコンが使えるのを待ってしまっていたわけです。



夕方には外で宿題をがんばっている子供を見かけました。

外に座って勉強することに慣れた様子で、一生懸命勉強しておりました。

もちろん、机に座って姿勢を正し、電気のある部屋で勉強した方が学習の効率は良いものとは思いますが、

普段から電気のある部屋で机に座って勉強しているわけではないので、外で勉強する子供達から「不便さ」を感じることはありませんでした。


さらに現地で活動させていただいたChild Future Africaという孤児院のあるマウントダーウィンは、ハラレからさらに180キロほど離れており、電力はさらに不安定になります。


人々の生活はさらに電力に依存していません。



基本的には自分たちで火をおこして料理を作る。

電気が使えればラッキーというくらいの感覚です。



設備自体も脆弱で、滞在中にも電線が伸びた草に接触したことが原因で、火事が起こりました。

発見が早かったので、すぐに消し止めましたが、夜中だと被害はもっと広がっていたことだろうと思います。











日が暮れた後、キャンドルの明かりを灯せば、全くの暗闇ではありませんが、できることはほとんどありません。

何ができるでしょうか。


眠くなってくれるといくらか有り難いとさえ思いました。

目を開けても閉じても真っ暗。することはない。

最初の数時間は今後の行動について想像してみたり、思い出に浸ってみたりと、頭を働かせることで退屈をしのぐことができたかもしれません。

それが5時間、6時間になってくると退屈はストレスになります。


ストレスは犯罪発生率を高めます。
些細なことがきっかけで争いが起きることにもなります。





全く何もすることがない暗い部屋に1人で長時間いた場合、精神が疲弊します。

2人でいれば話をして退屈をしのぐことができます。それがいつも同じ相手で同じ話をしているとさすがに話すこともなくなってきます。


男女が一緒にいた場合、セックスをするでしょう。

同性同士が一緒にいたとしてもセックスをする可能性は上がります。

これはふざけて書いているわけでもなければ、途上国の人を侮辱しているつもりもありません。




日が沈んだ後の18時以降、何もできることがなく「退屈」に閉じ込められたとき、男性同士でもセックスをする可能性は十分にあります。

男性同士のセックスはHIV感染の確立が高いです。




世帯あたりの子供の数の多さや、HIV感染者数の多さの背景に、「退屈さ」というものは関係していると考えています。





「電力」というインフラが整備されることで産業は大きく発達します。


不安定さがなくなるだけでも単純に仕事をすることのできる時間は増え、工場を稼働させることができるだけでなく、停電により腐った野菜を廃棄するようなこともなくなります。


病院の設備が止まって、患者が死んでしまうことも無くすことができて、暗闇で犯罪が起きることも防ぐことができる。さらに産業も発達する。


電力のインフラを整備すれば、良いことばかりなのに、どうしていつまでも貧しい国ではインフラが整備されないのでしょうか。




この理由についてもいくらか考えを膨らませております。



発電施設の建設には巨額の投資が必要になります。


貧しい国では財源が豊富にありません。

ジンバブエでは今年の初めごろ国庫残高が2万円になったとニュースが流れるほど、お金がありません。


過去の失策や経済制裁によって、外国の資金に頼ることのできる「信頼」がジンバブエにはありません。




そして、「電気代」を国民や企業が払うことができるほど豊かでなければ、電力を作れば作るほど、電力会社は損をすることになります。


ハイチでは、国民が電気代を払うこともできず、盗電が後を絶たないため、ハイチ電力公社は巨大な損失を抱えており、電力供給は不安定なままです。


不安定ながらも電力供給がされているのは、完全に産業が停止してしまうことや、生命が脅かされることを最低限免れるための措置なのだと考えております。



発電施設の能力や、供給機能の脆弱さよりも、電気代を回収できるかどうかというのが、電力供給が不安定な最も大きな理由ではないでしょうか。


生活していたハラレ郊外での電力供給は不安定でしたが、ハラレ中心部はほとんど安定して供給されています。



電力供給計画を考える側からすれば、確実に電気代を払うことができるであろう産業のさかんな都市中心部を優先に発電量を考え、余分に作られた電力を中心部から離れた地域へ届けていくようにする方が合理的です。

電力の供給や遮断は、一軒ごとにはできないのでエリア別での優先順位に従って電力は供給されます。


当然、失業者の多いエリアでは電力供給の優先順位は低くなります。





仮に外国の資金によって、電力設備が整備されることが可能であったとしても、これは実現しません。


経済活動が活発になるにつれ、電力需要は増え、電力による収入は国の財源ともなり得る程大きなものになる可能性をもっています。


経済活動が活発になれば、出資した外国の企業などが儲かるような仕組みは作りたくないものです。



以上のことをまとめますと、ジンバブエが安定した電力供給を達成し、電力による収益を長期的に拡大させていくためには、


使用した電気代を支払うことのできる国民の数を増やしていくこと。

が必要だと言えます。



電力供給によって豊かになるのではなく、地域住民全体として、一定の水準の収入を得ることが、安定した電力供給のための大きなハードルなのです。



これには年月を必要とします。


その間には、電力設備の運転、維持管理のできる国内の技術者も同時に育てていくことが将来に必要となる資金を削減させ、長期での電力計画を助けるものになります。


設備投資と言っても、設備購入と技術購入は掛かる費用が圧倒的に違いますし、外国資本を追い出すことを得意技としてきたムガベ政権ですが、インフラに関わる技術者を育てることは、健康的な方法として、外資へ長期で依存しない姿を築いていくことが可能です。



火力発電や原子力発電を想定して書いてみましたが、これが太陽光発電などの新しいエネルギーとなればまた違います。


初期費用は掛かりますが、一つの家庭で消費される電力量も多くなく、管理も楽で運転コストもほとんど掛からない。


今、途上国での新エネルギー技術の導入と技術者の育成が確かに注目されております。


いずれにしても中長期的なエネルギー政策と、それにかかる財源の確保というのは、国家の運命に関わるもので、どの国も避けては通れない慎重かつ大胆な決断が求められるのだろうと考えてみたところです。



電気が使えないことについて想像するきっかけになっていただけると幸いです。



以上です。




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★ジンバブエ農村部の孤児院へ自転車20台を届けるプロジェクト








2013年11月22日金曜日

施設の子供達と一緒に中学校まで片道7キロを歩いて考えたこと(メンバー募集します)

ジンバブエの農村部、マウントダーウィンにあるエイズ孤児を支援するChild Future Africaの施設には、17人の子供達がいます。


そのうち7人が、施設から7キロ離れた中学校まで、歩いて通っています。


往復で14キロ。毎日歩いています。






一緒に歩いて通学しました。




施設を朝5時50分ごろ出発しました。



畑をショートカットし、学校まで続く広い通りに出ました。


後はまっすぐ進むだけです。

何もない道をひたすら進むだけです。





5時50分出発では少し遅かったらしく、途中から早歩きで、7キロを歩きました。


最年長の男の子1人だけはバッグにノートを入れていましたが、他の子は手ぶら。




教科書は学校に置いている。

弁当は食べない。

鉛筆は借りる。




と言っておりました。





何もない道。



自転車があればなぁーって、誰もが考えると思います。



中等学校


中学校に着いて、皆さんは教室へ。


校内を少し見て回った後、また7キロを歩いて帰りました。





この地域では、中学校へ行かない子供も少なくないそうです。




授業料を払うことができない。

制服を買うことができない。

文房具を買うことができない。

そして学校が遠すぎる。






中等学校へ行き、授業を受けて、学ぶことは、簡単なことではないのです。




Child Future Africaでは、施設の子供達だけではなく、地域の学校と共同で農業のプロジェクトなどを行い、得た収益により、地域の子供達の授業料を支払うことを試みております。


自給自足による、持続可能な支援を行う体制を作っていくことを目指しています。







往復で14キロ。


クロックスで歩いたので外反母趾が痛かったです。





体力作りだとポジティブに考えることもできますが、この14キロの通学は深刻です。



■朝早く出発しなければならないので、しっかり朝ご飯を食べれない。

■昼ごはんは無し(弁当を用意する時間と弁当箱がない)

■学校に着いた頃には疲れて授業に集中できない。眠い。

■教科書を持って帰りたくない(重い)

■さらに7キロ歩いて帰った後は、疲れて宿題に集中できない。



幸い、Child Future Africaの子供達は、団体からの支援によって中学校へ行くことはできます。

せっかく学校に行けるんだから、将来のためにしっかり勉強してほしいです。






自転車があればなぁー、と思った人はいるはずです。





実際に途上国では、自転車によって生活は劇的に変わります。

通学の負担を削減する以外にも自転車は役に立ちます。


・病院が遠いために死んでしまう乳幼児を減らすことができます。

・水や野菜を運ぶ労力を削減できます。

・買い物へ行くために丸一日かける必要がなくなります。

・集落間の行き来が容易になり、コミュニティー間の繫がりや、物流を活発にします。





荷台付きの自転車を20台、Child Future Africaへ届けるためのプロジェクトを考えています。



7台は子供達の通学用として。

そして13台は地域の人へ貸出します。

1日1ドル程度で貸し出すことで、施設は収益を得ることができます。

この収益で、子供達の学費や文房具を支援することができます。





Child Future Africaへ自転車20台を届けるためのプロジェクトを、一緒にやってくれる人を集めて、チームとして、プロジェクトを達成させたいと思っています。


自分にとっても新しいチャレンジになります。



●Child Future Africaに自転車を届けることに賛同してくれる人

●貧困問題に興味があり、何か行動を起こしたい人

●自転車20台を届けるためのアイディアを一緒に考えてくれる人

●何ができるか分からないけど、一緒にやりたいって人





tanakayuki.359@gmail.comへメールで連絡をください。

件名に「チーム自転車20台」、本文に自己紹介を書いて送ってください。



自転車の購入や資金提供のお願いはしませんので、安心してください。

一緒にチームとして活動してくれるメンバーを探しています。


無理なお願いはしませんので、仕事が忙しい人でも歓迎します。

日本語が分かれば、日本に住んでいなくてもOKです。



また、知り合いに興味がありそうな方がいらっしゃいましたら是非紹介してください。





絶対達成させたいので、まずはチームメンバーを募集します。

一緒にやりましょう。












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2013年11月14日木曜日

活動記録 [11/9~11/13]。ジンバブエの学校環境の実態。

現在、ジンバブエの山奥にあるAIDS孤児のための施設「Child Future Africa」に滞在しております。





ここはジンバブエ北部、モザンビークとの国境近くの山「マウントダーウィン」。



石と藁で作られた伝統的な家屋も目立つ。



広い農地があり、牛やヤギが道を歩いています。






Child Future Africaでは、小学生から高校生までの17人が生活しており、3人のおばちゃんが交代で世話をしています。




みんな元気で明るい。







施設内のガーデンでは、トウモロコシやトマトを栽培しており、子供達に実践的な農業のトレーニングを行っています。



施設外にも広い農場と、豚の飼育小屋があり、収穫されたイモや野菜で彼らの食事を提供しています。

さらに売ったお金で、学費や施設を維持する費用を捻出しています。



完全に自給自足の体制を作っていくことを目指している段階です。










ここでの僕の活動は、いつも通り、できることを一生懸命やること。






施設内は、水道が何か所も故障しており、排水管が詰まっているところもあります。


電気もショートしていたり、電球が切れていたり。


壊れたパソコンやテレビが放置してあります。






機械電気工学のお勉強をした知識と、管工事施工管理技士2級の実力で解決できる問題は解決してやろうと思い、天井裏に上って、配線を調べたり、パソコンを分解したり、排水管の詰りを突いてみたりしましたが、工具もなしに問題が手におえるものではなかったので、不具合のリストアップと優先順位付けをして、予算計画にでも反映してもらおうとしているところです。







施設で生活している17歳の男の子がいます。


あと2回学校で試験を受けて高校を卒業します。


今月中に施設を卒業して、ハラレに住んでお金を貯めるそうです。


カレッジへの入学を目指しています。





その彼が、パソコンで歌を編集してほしいと言うので、彼と一緒に音楽を作っています。


Child Future Africaのことを歌った曲が完成しました。



動画も一緒に撮影して、Child Future Africaの宣伝用に使ってもらおうと思います。











昨日は施設の外にある農場で芋掘りをしました。


これは本当にきつかった。




ブラジルのファベーラの坂を上り下りしていた日や、灼熱のハイチで一日中センサスをしていた日も肉体的なダメージは大きかったけど、



昨日の「芋掘り」は今までで一番苦しい修行でした。




おばちゃんや子供達は楽しそうに話しながらやってましたけど、



僕は完全にやられていました。




手に豆ができて潰れるくらいは何ともないけど、腰が言うことを聞いてくれない。




1日かけて掘ったイモを、サイズや質で分けて、袋に詰め、トラクターで牽引する荷台にイモと一緒に乗り込んで施設へ帰宅。







施設の皆と一緒にご飯を食べ、宿題や学校で分からなかったところを一緒に考えたり、外で一緒に遊んだりもしています。




小学生に、学校のテキストを使いながら動物の名前を教えるのは楽しい。


中学校までの理科と数学も問題ない。




高校生に地理や歴史の問題を聞かれたときは、嘘を教えたり適当にごまかすわけにもいかず、インターネットも助けてくれないので、困ります。


分かんないから明日インターネットが繋がったら調べるから、学校でも先生に聞いてみて、と。


すぐに答えてやれれば何も悩む必要はないんだろうけど、こちらも投げ出さずに一生懸命考えてやる姿勢ってのは大事なんだと、勝手に思っています。



次の日学校から帰ってきたらすぐに、問題が解決したかどうか聞きました。

解決したとのことで、安心しました。



同時に、インターネットが繋がらないと何にも知らないんだなって痛感します。






それでも「宿題はやったの?」「今日の学校はどうだった?」がいつの間にかコミュニケーションの手段になり、横に座ってるだけで一生懸命勉強してくれるのが可愛いです。







ここからは少し悲しい話になります。




施設の子供達の何人かはペンやノートを持っていません。


僕にペンをくれないかと相談に来た子が何人かいました。



頼んだら何かくれるかもしれないと、モノをねだってくる子供は貧しい地域にはたくさんいます。

ですが、この子供達のそれは、そうゆうものではなく、


「ペンがないと勉強ができない」

「他の人が持っているものを自分が持っていないのは恥ずかしい」


そういった種類の感情なんだと、表情や、申し訳なさそうな声で分かります。







ペンやノートは、Child Future Africaで買ってはいますが、次に支給されるのを待っている状態のようです。


世話係のおばちゃんの話では、最近は財務状態があまりよくないとのこと。









ノートやペンだけではなく、着ている服もボロボロです。


外で遊び回り、農業の仕事もするので、綺麗な格好をする必要もないと本人たちも思っているだろうし、周りの子供達も同じなので特に気にはしてないようです。



学校の制服や靴は毎日大切に手入れをして、綺麗に使っています。




Child Future Africaの施設にいる子供達は、支援によって高校まで行くことができますが、地域の他の子供達は違います。



制服が買えない、授業料が払えない、学校が遠すぎるなどの理由で、中学校へ行くことを諦める子供達がたくさんいます。





今日、近くの小学校へ行ってきました。



この小学校では、教室が3つあり、そのうち1つは窓と天井がなく、丸太を椅子の代わりに使っています。


他の2つの教室は屋根はありますが、十分な数の机と椅子がなく、椅子に座れない生徒が床に座っています。


半壊した椅子に無理やり座っている子もいます。



ペンやノートを持っていない子もいます。




窓や天井がない、丸太の椅子が並べられた教室を入れても3つ。


ここにはGrade1~Grade4のクラスがあるはず。


外を見ると、土の上で教科書を広げて勉強しているクラスが1つありました。






小学校はGrade1~Grade7です。



近くにあるカレッジの教室を借りてGrade5~7の授業が行われていますが、来年からは貸してもらえなくなり、教室が3つしかない小学校で7つの学年の授業が行われます。




中学校までは7キロ離れています。

子供達は毎日歩いて通っています。




中学校の近くに、別の小学校があり、こちらは設備が整っているようですが、7キロ歩くことは小学生には大きな障害です。



現状、来年までに、近くの小学校へ新しい教室を作るように、政府が動いてくれるのを待っている状態のようです。




自分に何ができるか、悩んでいるところです。




ペン、ノート、衣類、自転車の支援を呼びかけようと思っています。

どこか、学校建設へ乗り出してくれないか、当たってみたいとも考えています。




どなたか一緒に動いてくれる方はいませんでしょうか。

facebookかgmailに連絡ください。




インターネットがあまりにも不安定で、不自由なので、必要な情報を集めたら一度ハラレに戻りたいと思います。



明日は7キロ歩いて中学校へ行ってきます。









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2013年11月9日土曜日

独裁者に忍び寄る闇。貧困や人権侵害以上に恐ろしい技術の取引(想像)

権力者に富が集中すること=国民が貧困に苦しむということにはならない。


常に動いている世の中では、豊かになることも、貧しくなることも、一様にあり得る。









貧しさが耐えられない水準に達していく。



同様の状況に置かれた国民の数が増えていく。



今の苦しさは権力者の仕業だと言うものが現れる。







非民主主義の国家では、権力者と戦うことでしか今の状況は変えられないと、現れた指導者は言う。





絶望か、変化のために戦うか。





家族を食わせなくては。





国と国民の戦いが始まる。





国が国民を攻撃する様子がメディアを通じて世界へと流れていく。





各国で議論が起こる。





独裁者によって、貧困に陥った国民を、独裁者はさらに容赦なく殺す。

そう伝えられる。







経済制裁が発動する。



段階的な経済制裁はエスカレートしていく。



もはや苦しめているのは独裁者ではなく、無実の国民。



それでもさらに軍事介入の話まで出てくる。



何としても独裁者を叩き潰したい。









先日、ジンバブエへの経済制裁において、各国の思惑などが絡み合っている可能性について、書きました。


仕組まれたジンバブエのハイパーインフレ。独裁者ムガベの影で動く欧米、中国、北朝鮮、イランの思惑







制裁を行う側にもいろいろ狙いや思想があるかと思います。




国の情勢における問題に付け入り、利益を狙う輩の存在は置いといて、



誰がどれだけ儲けるとか、権利とか支配よりももっと恐ろしいことがあります。







貧困や人権侵害以上に、世界が恐れる独裁者の恐怖について想像を膨らませたので紹介します。







結論から言うと、国際社会と足並みを揃えなくなった国家(独裁者)が、闇の世界と裏で繋がることを最も恐れているのです。





闇の世界と繫がり、独裁者が手に入れてしまうと恐ろしいモノをいくつか考えてみました。





闇の市場では、ドラッグ、臓器、人そのものが売買されていると言われていますが、金を持った独裁者はもっと恐ろしいものを買うことができます。





1、核

2、生物科学兵器

3、化学兵器





これらを独裁者が手に入れて、外交手段として圧力をかけるだけなら可愛いものの、さらに他国へ売ってしまったり、テロリストの手に渡る可能性もあります。







4、コンピューターウイルス



サイバーテロでシステムの破壊や乗っ取りが行われます。情報も盗まれます。

国家機能をマヒさせます。





5、紙幣偽造技術



経済制裁は全く意味をなしません。

USドルで決済が行われるジンバブエがUSドルを自ら発行し始めたら、世界経済は大混乱必至です。









ここからは完全に想像上の代物です。



6、クローン技術



兵士や危険生物を大量生産します。





7、洗脳プログラムやチップの埋め込み



暴力による支配よりも恐ろしいことです。





8、不老不死(細胞再生)

独裁者はいつまでも死なず、神聖化されます。

宗教は大きな矛盾を生み、大混乱です。



9、超能力

テロに使われると、ほとんどの国家は対応する手段を持ちません。



10、気候操作

意図的に干ばつを起こさせたり、天災(地震、ハリケーンなど)を人工的に発生させて攻撃します。



11、汚染技術

大気や海洋汚染により攻撃します。







研究が禁止されているものや非現実的と言われるものですが、存在しない証拠はありません。

仮に存在した場合、国際社会からはみだした独裁者は格好のビジネスの相手ということになります。











やはり一番現実的な脅威は「核」です。



核を管理できない国が核を持つことは、非常に恐ろしいです。

核爆弾による攻撃よりも、管理できずに暴走したり、テロの標的になったときは、地球の滅亡や、人類の存続という問題にまで広がってきます。









そのような恐怖の芽を一刻も早く潰しておきたいと、独裁者潰しに必死になっていると考えられます。



以上です。








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2013年11月8日金曜日

治安の良さが奇妙すぎる。最貧国と言われるジンバブエの首都ハラレと刑務所事情ほか。

ハラレ



ジンバブエの首都ハラレを歩いて回り、治安の良さを感じました。



ヨハネスブルグのように、人々の表情から、殺気を感じることもありません。



落書きをほとんど見かけません。





政治や経済の混乱とは裏腹な、ハラレの落ち着き具合は不気味でもあります。



国内の貧困率 72.3% (2011)
失業率 95% (2009)



貧しい国、失業率の高い国は、治安が悪くなる傾向があります。







しかしながら、これまで旅してきたハイチ、コロンビア、ブラジル、南アフリカと比べると、ジンバブエは一番治安がいいかもしれません。





不気味です。





非人道的な独裁者ムガベが、犯罪者を刑務所に片っ端から閉じ込めたから治安は良くなったのかと、考えがちですが、違いました。



国内にある46か所の刑務所には17,000人ほどが収容されております。



国民が1300万人いて、失業率95%が真実なら、収容者が17,000人というのは少ないです。



刑務所に収容される人が、犯罪者だけではないお国の事情から、収容者と呼ぶのが適切なのだと思います。









治安の良さの理由について考察しました。



・刑務所があまりにも恐ろしくて罪を犯すことをためらわせている。



・倫理観の高さを備えた国民性



・国外脱出する国民



この3つが考えられます。







「生き地獄」



「地獄への入り口」



これはジンバブエの刑務所を表すときによく使われる言葉で、





世界中の刑務所の中でも、ジンバブエの刑務所は、最も入りたくない刑務所の1つだと言われています。







狭く汚い牢獄内に、大勢の人間が閉じ込められています。



恐ろしいのは人口密度だけではありません。





ベッドはなく、床に横たわり、寄生虫の湧いた毛布で眠ります。満足に体を洗うこともできません。



衛生環境は最悪です。



エイズの末期患者、結核、ヘルペスやその他の感染症患者も同じく狭い牢獄へ入ります。男性同士のセックスは、HIVの感染確率が高いです。



精神病を患っている人もいます。







国民が食料を買えない国です。



囚人が満足な食事を与えられることはありません。



多くの囚人が、刑務所内で餓死しています。



そして、遺体も数日間放置されたままです。







入所後数日で死亡した例や、



重症を負ったまま、入獄させられた話が実際にあります。



「腸が飛びだしたまま拘置所に放置」

japan.techinsight.jp/2010/11/southafrica201011242145.html







南アフリカのテレビ局が放送したHell Hole(地獄の入り口)。



ジンバブエの刑務所の様子が映されていますが、ガリガリに痩せた囚人が、弱りきっているようです。





国際的な人権団体などからも、ジンバブエの刑務所での人権侵害は非難されています。



逮捕されている人は、殺人犯などの凶悪犯罪者だけではありません。



ムガベと敵対する野党側の人間なども犯罪者として逮捕されているのです。









これだけ恐ろしい場所だと伝われば、誰しも逮捕されたくないと思うものです。





これが理由その1、

刑務所が恐ろしすぎるから。





刑の厳しさは犯罪の抑止力になることは確かです。



しかし秩序が保たれることには繋がりません。









農作物が豊富にあり、豊かだった時代がある。



アフリカ最高の識字率だった時代がある。



本来の国民性から来ている部分はあろうかと察します。











ジンバブエの刑務所に関連して、興味深いニュースがありました。



ジンバブエには死刑制度があり、死刑囚が76人いるが、2005年に以前の死刑執行人が退職してから、政府は求人広告を出しているが、7年間死刑執行人に応募してくる人はいなかったとのこと。



それ以前も、死刑執行を停止しているわけではありませんが、現在まで12年間、死刑は執行されていません。



そして2012年半ばにようやく新しい死刑執行人が決まりました。マラウィ出身者のようです。



今のところ死刑が執行されたとの情報は出ていないようです。



今年の国民投票で可決された新憲法草案の中に、女性、21歳以下、70歳以上は死刑免除という項目が入っていたので、女性死刑囚2人は、死刑は免除になったものと考えられます。









高い失業率で貧困の中にいながらも、死刑執行人に応募しなかったジンバブエ人に高い倫理観が備わっていることを感じます。







これが理由その2、高い倫理観を備えた国民性。















そして理由その3、国外脱出するジンバブエ国民。







ジンバブエ経済は崩壊し、仕事はない。



それでも家族を養わなければいけない。



犯罪はリスクが高すぎる。





ジンバブエ人は近隣諸国へと移っていきます。





南部アフリカのその他の国とは鉄道でつながっています。







ムガベを嫌い、恐れ、逃げる者。



家族へ仕送りをするために、国外で仕事を探す者。





国外へ移るジンバブエ人の持つ理由はこの2つのどちらかであることが多い。





実際に多くのジンバブエ人が、南アフリカ、タンザニア、モザンビーク、ザンビアなどへ逃げ出しています。





そして、これが周辺諸国の社会問題にもなっているのです。



例えば南アフリカでは、ジンバブエ人に仕事を奪われ、仕事を失った南アフリカ人とジンバブエ人は対立し、治安を悪化させています。





このように、ジンバブエの政治的経済的混乱は、近隣諸国に症状として表れている場合があるようです。





首都ハラレを見ただけの感想です。



国内にも症状は出ているものと考えています。














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