2013年12月22日日曜日

世界最大規模のスラム「キベラ」の実態



ナイロビでは、200箇所に点在するスラムの中に、およそ250万人が生活していると言われている。これはナイロビの全人口の60%ほどであるが、居住区の総面積はわずか全体の6%である。

キベラスラムにはおよそ100万人が暮らしている。密集したブリキ小屋。1つの小屋でおよそ8人が暮らす。尿や糞が通路にできた轍に流れ込んでいる。道路も街灯もなく、警察や病院もない。通りはゴミや汚物で埋め尽くされている。


・キベラは地球上で最も人口密度の高い場所の1つである。
・キベラの予想平均寿命は30歳ほどである。
・キベラ人口の半分は15歳以下である。
5人に1人の子供は5歳の誕生日を迎えることができない。
・きれいな水を手に入れることができず、キベラの住民は通常の210倍の値段の水を買わなければならない。
100万人が暮らしているにも関わらず、共有トイレは600個しかない。1300人で1つのトイレを使わなければならない。当然トイレは使えないのと同様で、道端で用を足したり、ゴミ袋に出して、その辺に捨てたりする。
・暴力が横行している。女性は日常的に暴力を受け、レイプされたり、売春をさせられたりする。男女ともに、警察による保護、医療、教育、経済的な力や政治的な力から否定されている。
・キベラに住む少女の66%が、16歳までのうちに、食べ物のために売春をさせられており、その多くが6歳ごろからそれを始める。キベラの若い女性のHIV感染率は男性の5倍ほどである。
・わずか41%の男子と、32%の女子しか、コンドームによってHIV感染が防止できることを知らない。そして、キベラに住むたった8%の女子しか学校へ行く機会がない。
・キベラの子供達は空腹を紛らわせるために、接着剤のような幻覚溶剤を嗅ぐ。

“Changing these things could change everything.”
- The New York Times Magazine.



少し古い記事なので、上記のデータが現在のキベラスラムを正確に現しているわけではありませんが、環境が劣悪であることや、人々が極めて貧困と言われる状態での生活を強いられていることは間違いありません。



実際にキベラスラムの中を見てまわりました。




強烈な臭気

スラムの中では至る所にゴミが積み重なっています。ゴミだらけという状態です。

臭気の原因は、放置されたゴミなのだろうと思っていましたが、それだけではありません。

居住区内の地面をそのまま流れたり、貯まっている生活排水。そして人糞。

飼われているのか、住みついただけなのか、ヤギや犬、豚、そして糞。


スラム内を歩いていても、道端で糞や小便をしている子供をあちこちで見かけます。



トイレの数が圧倒的に不足しているようですが、キベラスラムの中にあるのは、我々が想像するトイレではありません。

スラムのトイレ


ラットリーンと呼ばれていますが、地面に穴を掘って、その周りを囲んでいるだけです。


その穴がいっぱいになると、スコップなどで救い上げて川などへ捨てに行きます。


しかも管理人に使用料を払わなければなりません。





川にはゴミが溜まり、灰色の水が流れています。



水の入手困難




給水所

生活に必要な水を、お金を払って買わなければなりません。


水を汲んで帰る少女

水を買うお金がない家は、先ほどの汚い川の水を汲んで使っています。


同じ川の水で豚が水を浴びたり、鶏がゴミを突いたりしています。

水浴びをする豚




ボロボロの家

ブラジルのファベーラの家(コンクリート造り)を豪邸のように感じるほど、キベラの家の質は低いです。



キベラの住宅



女性の生き辛さ

キベラスラムには女性と子供だけの家庭がたくさんあります。

小さいころから生活のために売春をし、HIVに感染してしまう女性の割合は高いです。

教育を受けることもなく育ち、仕事を得るために必要な「英語」を話すことができない人も多く住んでいます。

子供の数は多いにも関わらず、孤児(亡くなった親族の子供)の世話までしている家庭もあります。



このケニアで僕が出会った「Power Women Group」の女性のお宅へお邪魔し、生活の様子を見させていただきました。

この家庭もまた、女性1人で、6人の子供の世話をしておりました。

4人は自分の子供だそうですが、2人は違います。

Power Women Groupの女性宅



風呂やトイレはなく、電気はありますが、近くの電線から盗電している状態で、いつ止められるかも分かりません。


子供達は床や椅子の上で寝ていました。


朝5時ごろに起きて、掃除をし、娘が汲んできた水で洗濯や食器洗いをし、石炭を燃やして食事を作っていました。


お金がなく、何も食べることのできない日もあるようです。





過酷な環境で生きる彼女たち。


さらにHIV感染した女性は嫌がらせを受けたり差別の対象になったり、地域で生きていくことが本当に大変なのです。


Power Women Groupはそんな女性達のグループです。




Power Women Group の活動についてはまた別に紹介します。










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