2014年1月28日火曜日

エチオピアの腐敗



最初の発送は20147月以降の予定です。




エチオピアへの支援はアジスアババで止まっている


首都アジスアババのような都市部に溢れるホームレスやストリートチルドレンは、エチオピアの貧困を語る上では、2次災害、3次災害の被害者であると言えます。

これらは経済成長に伴い、急速に都市部が発展していることや、旱魃により始まり、人口爆発との連動によって今では慢性的になった食糧難に加え、海外からの輸入品の増加により、インフレが起こり、都市部での貧困層人口は増加しているのです。


一方、企業だけでなく、支援団体の拠点のほとんどはアジスアババにあります。


彼らは支援によってオフィスの賃貸料を払い、給料をもらいながら、割といい暮らしをしています。

地元の求人情報でも支援団体のものが多く取り扱われております。


裾野が広すぎて壊せない支援依存体質があります。
支援産業がアジスアババで活発になる一方、アジスアババから離れた地域へは支援が届きにくい傾向があります。


交通網、通信網が発達していないことがその要因の1つです。
そして、政府や支援団体そのものの腐敗を強く訴えます。


エチオピアが貧しい国であり、多くの貧困者がいることは間違いありません。


しかし、支援が最も必要なのは、農村部での旱魃による被災者やスラム化した地域などであります。


エチオピアの支援依存体質と慢性的な貧困からの脱却のために、民主主義の成長の必要性を訴えておりますが、農村部の生活の実態を見ておく必要があると考え、この度、アジスアババから350キロほど離れたアムハラ州のYewobesh(ヨーバシ)という村へ行ってきました。


ヨーバシでの出会いが、明確に貧困を物語っていれば、エチオピアの支援依存体質に加え、アジスアババで資金が止まってしまっていることで、支援が必要なはずの農村部の人々が困窮している構造に対して、一定の根拠を得ることができたはずです。


想像していたものと全く違うということはありませんでしたが、現実を解釈するために少し時間が必要でした。


ヨーバシの人々のほとんどは農業により生活しています。

電気はなく、地下水を組み上げる設備はありますが、雨が降らないと、地下水を得ることもできず、牛やヤギが飲んでいるものと同じ、濁った川の水を使うしかありません。

トイレはありません。


家畜の世話、水汲み、薪拾いをしている子供がたくさんいます。

裸足の子供や大人もいます。





アジスアババで知り合ったヤレムという青年の実家がここにあるので、お願いして一緒に彼の実家へ行ったわけであります。

最初、幼い2人の妹が、あまりにも元気がないので、お腹が空いて弱っているのかと思いましたが、一緒に遊んでいると段々元気になり、笑って喋るようになりました。

外国人が怖かったみたいです。



家の質は低く、ハエがたくさん飛んでいます。

インジェラと芋を食べ、コーヒーを飲みます。

父親は半年前に死んだそうです。

義理の母親は、背中に赤ん坊を背負いながら、掃除や食事の用意をしておりました。



文明がほとんど発達していないことは明らかですが、想像していたような、貧しさに喘いでいる状態とは違いました。


支援とは本来、文明の発展のために必要なものだと考えています。

そして、災害時の支援は文明の発達のための支援とは側面が異なるのです。



支援が必要かどうかの基準が、可哀想かどうか、悲しいかどうかだとすると、彼らに支援は必要ありません。



痛みとは、これまでにあったものを失った時の落差、あるいは自分だけが苦しいのではないかという恨みや嫉妬によって生まれるのです。


痛みを比べた場合には、農村部よりも、貨幣経済の発達した都市部の方が深刻なように思います。ヨーバシの子供は仕事をして、学校へ行っていない子はたくさんいますが、少なくとも自分の見た限りでは、悲しみに打ちひしがれている様子はありませんでした。


旱魃が起きた時は別です。
農作物は枯れ、家畜は死にます。

ここには痛みが生まれてきます。


災害時の人道的支援が必要とされます。



旱魃という災害が起こらない限りは、エチオピアにつぎ込まれる多額の支援は、電気、水、トイレ、道路、あるいは災害に耐えうる農業システムの強化、教育支援、医療支援などの、文明の発展のために多くが使われるべきだと思いますが、少なくともヨーバシは、その支援の恩恵を受けてはいないように思います。


一部の国際的な支援団体はアジスアババに拠点を持つこともなく、現地で発展のための明らかな成果を残している一方、エチオピア農村部では深刻な貧困がはびこっていると国際社会へ訴えながら、支援の多くをアジスアババで使っている、極めて悪質な政府と支援産業の構造が見えてきました。







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