2014年2月5日水曜日

極寒のシリア難民キャンプ訪問、過酷すぎる難民の運命


 
最初の発送は20147月以降の予定です。






レバノンとシリアの国境の街アーサル(Arsal)へ行ってきました。


シリアから逃れてくる難民が最も多いルートの1つであり、シリアの反政府軍への武器の密輸ルートにもなっている山岳地帯です。
去年の3月には空爆が行われた地域でもあります。
前日にも隣のHermelという街での自爆テロの様子がLIVE中継されており、非常に不安定で危険な地域であると言えます。
住民のほとんどは、イスラム教スンニ派です。




朝6時に首都ベイルートを出発し、5、6箇所ほど軍の検問を通過。

アーサルへ近づくにつれて一般人の姿は少なくなり、銃を持った軍人、窓や2階部分のない廃墟、車の残骸、瓦礫が目立ちます。


途中にも数箇所、テントで避難生活中の人や、廃墟の中で毛布に包まっている人の姿が確認できました。


ここへ来た目的は、来週からシリア難民支援活動のボランティアを行うための下見であります。

ベイルートも寒いですが、アーサルはさらに寒く、この日の気温は0度。





まず向かったのは、支援物資を保管している倉庫兼現地オフィス。

海外から送られてきた衣類や、寄付金で購入した寝袋が保管されています。

ここでは、シリアから逃れてきた女性陣がスタッフとして働いておりました。
彼女たちは割と元気そうで、温かく迎えてくれました。



この地域で暮らす難民の数に比べて、物資の数があまりにも不足しているということでした。






次に向かったのはのは医療施設。



3人のドクターが無給で診療を行っています。

彼らもシリア人だそうです。
毎日200人程の患者が訪ねてくるそうです。
設備が十分でないことをしきりに訴えておりました。
特に内蔵系の病気はドクターの知識と経験だけが頼りだと言います。
そして、ガンなどの長期の治療が必要な病気には対応できないということです。

暖房設備はありますが、燃料がなく、患者は寒さに震えながら行列を作り待機しておりました。







次に、現在建設中のテントキャンプへ行きました。


辺りは何もない丘で、足場は悪く、採石場を出入りする車両の他は、所々にテントで暮らしている人々の姿が見えます。


この新しいキャンプ地は、2月17日からの難民受け入れに向けての、最終工程の段階でした。
ここへは60世帯が入居することができます。

ここで働いている職人もシリア出身の男性でした。
施工の質が低く、ドア周りや、コンクリートブロックの隙間がどうしても気になってしまいます。

先ほども申し上げましたが、非常に寒い地域です。
この寒さの中、暖房設備もなく、テントの中で暮らすのかと思うと、胸が苦しいです。


移動するために車へ乗り込んだ時、近くのテントから、男の子がパンを持ってきてくれました。


紛争の爆発で右腕を失ったサード君。

いつになるか分からない紛争の終わりをテント生活をしながら待っているのです。






次に向かったのは別の避難民テントキャンプ。

支給された水と、簡易トイレはありますが、寒さの中出歩く人はほとんどおらず、テントの中に身を潜めています。


そのテントの1つで、ダウン症の女の子と出会いました。

目もよく見えず、彼女から感情を受け取ることはありませんでした。






そして、現在建設中のテントキャンプへ入居予定になっている家族のところへ、日用品や食材の配達をしに行きました。

狭い部屋に複数の家族が一緒に暮らしています。


こちらの家では、6世帯30人が一緒に暮らしています。
以前は9世帯が暮らしていたそうです。



次に訪ねた避難ハウスでも、大人数が狭い部屋で暮らし、自閉症の男の子が3人おりました。



過酷な生活環境で体の状態も気になりますが、避難生活が長引くに連れ、心配なのは家族も含めて心の健康状態です。

特に難民の方々の中には、紛争や逃げてくる途中に、身内や友人を亡くした人もいます。
家や財産も失っています。

体も心も傷付いた中、極寒のテントキャンプで、紛争の終わりを待たなければなりません。

支援も十分ではありません。

レバノンへ逃げてくれば助かるという保障はどこにもないのです。

シリアからレバノンへ逃れてきた難民は100万人とも言われていますが、紛争の飛び火、政情の悪化、高い失業率に悩まされるレバノンは人口400万人です。

人口の25%にも及ぶ難民を支援する手立てはないのです。

国際社会からの支援を今、世界で最も必要としています。



そして、間違いなく言えることがあります。

シリア難民の皆さんは、海外からの関心を求めています。


ベイルートに戻ってきても、彼らの姿が頭から離れません。
間違いなく、これまで見てきた中で、最も悲惨で、過酷な状況下に彼らは置かれています。



何か現地でできること、やってほしいこと、アドバイスでも何でもいいです。
シリア難民のために何か考えをお持ちの方はfacebookかtanakayuki.359@gmail.com へ連絡をください。

一緒に戦ってください。








不当逮捕されたエチオピアの女性ジャーナリスト「リーヨット・アレム」釈放要求の署名がまだの人はお願いします。




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